常盤平蔵のつぶやき

五つのWと一つのH、Web logの原点を探る。

「永遠の1/2」を読んだ

〇小説巧者の不朽のデビュー作遂に三十数年来の宿題を片付けることが出来た。この年になると自分の人生における宿題の中で、もう「絶対に片付けることが出来ないもの(宿題)」が増えて絶望的な気分になることが多い。(余談だが、そういうものを「墓場まで…

「心理的安全性」について

〇心理的安全性とは? honz.jp HONZで紹介されていた本に「恐れのない組織」というタイトルのものがあった。まだ、HONZの記事を読んだだけで、本そのものは読んでいないことをお断りしておく。しかし、その本のサブタイトル<「心理的安全性」が学習・イノベ…

「英語独習法」を読んだ

西荻窪駅のマイロードにあるお店の前にあった樽 www.nhk.or.jp 〇異色の大河ドラマ本題に入る前に少し今考えている事を書かせていただきたい。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」が明日最終回を迎えそうだ。年末、12月中に最終回が来ない大河ドラマは未だかつて…

(去年)「鬼滅の刃」を観た 漫画も読んだ

〇もうすぐ如月(ハニー)2021年も既に一ヶ月が過ぎようとしている。そう考えると一年というのは12ヶ月しかないのだから当たり前だが、意外と短いのだなあと思う。これも50を過ぎて時間の感覚が圧縮されてきたからだろう。あまり2020年が遠い過去になる前に…

「ホテルローヤル」を読んだ

〇既に今年読んだ中では暫定ベスト1この小説の中に出てくるセリフで、解説で川本三郎さんも引用しているが、いわく「男と女には身体を使って遊ばなければならない時がある」という意味のセリフが出てくる。私もそれと同じように「涙でなければ落ちない目の…

「マナーはいらない」を読んだ

〇小説の書き方本ですもう何冊目なのか、全く分からないと言うぐらいこの手の本を読んでいる。そんな暇があったらもっと普通に小説を読めばいいのに、なぜかこの手の本があると手に取らずには居られない。実は先日も某作家(あえて誰とは書かない)の小説の…

「月の満ち欠け」を読んだ

〇直木賞受賞作佐藤正午の「月の満ち欠け」を読んだ。直木賞受賞作ということで、岩波文庫「的」装丁の本が店頭に並んでいたのを少し前に見たのを思い出した。読むことになった切っ掛けは、カミさんが既に買って読んでおり、それが本棚にあったからだが、実…

「人間に向いてない」を読んだ

〇メフィスト賞受賞作最初から断言してしまうが個人的にはこの作品は「傑作」だと思う。(※あくまで個人の感想です)いろいろと突っ込みたくなるところは沢山ある。どうひいき目に考えてもフランツ・カフカの「変身」に着想を得ていることは明白だし、主人公…

「The Mentalist」を観ている

〇ストレンジャーシングスの新シーズンを待っている間にもともとストレンジャーシングスを見るためにNetflixに入ったと言っても過言ではなかったが、シーズン3まで見たところでもう何度も言うのが嫌になるが、コロナ禍の影響で撮影が滞っているようで、なか…

明日は「文学フリマ東京31」です

〇一年ぶりの開催文学フリマには29から参加している。初めての参加ではKindleストアでのみ売っていた拙著「家電OEMの会社で働くあなたのための参考書」をリアル本にして販売した。それに味を占めて、表参道にあるシナリオセンターのクラスメイト達を誘っ…

「Ghost of Tsushima」をプレイした

〇今週末は文学フリマ東京31今日もまずは告知を。今週末は「文学フリマ東京31」が東京流通センターで開催されます。私も参加しているOMS脚本団の創作シナリオ集がついにVol.3になりました。今回は数は少ないですがバックナンバーもそろう予定です。そもそもV…

奄美大島に行ってきました

〇本題に入る前に告知11月22日は「文学フリマ東京31」だ。東京での開催はちょうど一年ぶりとなる。今年の頭から始まった未曾有のコロナ禍によって、ゴールデンウィーク最終日に開催予定だった「文学フリマ東京30」は中止になった。実際には今年の春より最近…

「コブラ会」Season1を観た

〇言い訳してもしょうがないのだけれど最近ブログの更新が滞っている。その理由は色々あるが、単純に無線関係の本を読んだり機械の使い方を習得したりという時間の方が増えた結果、文章を書く時間が減っているからである。しかし、それでも書きたいと思うネ…

文フリがなくなったのでネット通販します(かなり時間差あり)

〇前回お伝えした件アマチュア無線三級は無事に合格することが出来た。合格率95%以上なので落ちる方が難しいという講習会&試験だったのだが、やはり合格通知が来るまではちょっとそわそわした。その後開局に向けて活動を継続しているが、この件はまた別の…

「第三級アマチュア無線技士」の試験を受けます

〇またしても後ろ向きの興味後ろ向きの興味が止まらない。昔取得した「第四級アマチュア無線技師」の上位の資格である「第三級アマチュア無線技師」の資格を取ることにした。理由は・・・実は自分でもよくわからない。なぜわからないのか?そこの部分を書い…

「ハンガーゲーム」を観た

〇今更ですが2013年ぐらいに制作されて大ヒット、その後2、3と制作されていずれも大ヒットした作品である。なぜ今頃になって観たのか?一つ目の理由はこの本である。 工学的ストーリー創作入門 売れる物語を書くために必要な6つの要素 工学的ストーリー創…

「アナイアレイションー全滅領域ー」を観た

〇かすかな記憶前回のブログで、女優(ソノヤ・ミズノ)のつながりでこの映画にたどり着いたことを書いたが、しかしWikipediaでこの映画のあらすじを読んでいて何か聞き覚えがあった。それが映画ではなく原作本の話だと思い出し、基本読書のバックナンバーを…

「ハッピー・デス・デイ」「同・2U」を観た

○ホラー+青春ドラマ?誰の記事だったか忘れたが、ネットでこの映画(とその続編)が推薦されていたので、観ようと思いNetflixで検索をしてみたが見つからなかった。コロナによる自粛生活の娯楽としてNetflixに加入したものの、この映画はNetflixにはなかった…

コロナ禍による自宅待機で思い出したこと

○コロナ自粛でほぼ一ヶ月が過ぎた4月の頭から在宅勤務となり一ヶ月以上が経過した。今年の一月にちょうど引越をして、以前住んでいたアパートからちょっと広いところに移ったのだが、本当に引っ越ししておいて良かったと思う。以前のブログにも書いたとおり…

「デス・ストランディング」をプレイした

〇STAY HOMEコロナで「ステイホーム」が叫ばれる中、恐らくオタクと呼ばれる人たちにとっては、あらゆる活動がはかどってしょうがないと思うがいかがだろうか。「MITテクノロジーレビュー」の記事でフィル・コリンズの「In the air tonight」にあわせて「私…

「十三機兵防衛圏」をプレイした

◯一応エンド在宅勤務になって通勤時間がなくなりそれを別の時間に充てることが出来るようになった。私は常々通勤時間は「地球上でもっとも貴重なリソース」である時間の無駄遣いの筆頭だと考えていたので、COVID-19による在宅勤務での通勤時間の消滅は本当に…

「COVID-19」という歴史の転換点

〇ステイアットホームコロナウイルスが全世界を席巻している。なにかSFのような事態が実際に起きている。自分が高校生ぐらいの時には、ウイルスのせいで学校が休みになるなんて、本当にSF小説か漫画の中にしかなかった。それが実際に起きている。漫画と言え…

「ことばの教育を問い直す」を読んだ

〇英語と国語もう30年前の話になるが、中学に入り学校で英語を習うようになった。当時は自分も13歳の子供だったため、学校の授業内容がことさら不思議だとか、おかしいと思うような感覚は無かった。英語の授業には週に一度の「LL教室」というものがあり、ヘ…

後ろをむき出した

〇「十三機兵防衛圏」をやっている「DAYS GONE」のあとは「DEATH STRANDING」をやるはずだったのだが、あの重たい荷物を持って遠くまで運ぶと言うゲーム内容がどうしても受け付けない。徳川家康は「人生は重い荷物を引きながら長い坂を登るがごとし」と言っ…

「スタンフォード式 人生デザイン講座」を読んだ

○実用書です最近はノンフィクションや実用書をあまり読んでいなかったが、なぜかこの本は気になって手に取った。冒頭に紹介されている「人生に行き詰まった三人」のエピソードを読んで、不覚にも涙をこぼしそうになったからである。ちょうど出張に行くのに本…

引っ越ししました(腰痛の逆襲)

○引っ越しは人生で最大級のストレスイベントである ブログの更新が滞っている。その理由は今年1月下旬に急遽引っ越しを敢行したことにある。引っ越しを行った直後から恐ろしい腰痛に苛まされることになり、机に向かうこともままならない日々が続いた。すでに…

「スターウォーズ Episode 9 スカイウオーカーの夜明け」を観た

○令和二年の幕開け皆さま、あけましておめでとうございます。本年も当ブログをよろしくお願いします。 ○最終回だよ、全員集合!2019年、令和元年の師走、22日の日曜日にTOHOシネマズ日比谷の4番スクリーン(IMAX、3D)でスターウオーズ、ナンバーシリ…

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を観た

〇「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を観た12月の最初の週はベトナム(ハノイ)出張になった。先週の中国、深圳航空と違って、ベトナム航空は日本で言えばJALでベトナムのフラッグキャリアーだ。機材は最新型のB-787”Dream liner”だし、機内…

「夏の裁断」を読んだ

〇島本理生の「夏の裁断」を読んだ11月の最後の週に中国出張になったので、先日Honzで見つけた「神話の力」を読もうと思って準備していたのだが、あっさり持ってくるのを忘れた。無意識的には読みたく無いと思っているのかもしれないと考えると色々興味深い…

第29回文学フリマ東京に出店します

表紙と裏表紙です c.bunfree.net 〇二回目の出店です昨年の秋、開催の数日前に確かネットかなにかで文学のフリーマーケットがあるというニュースを聞いたので、当日の昼ぐらいに浜松町からモノレールに乗って流通センター駅に降り立った。はじめて降りた駅だ…