常盤平蔵のつぶやき

五つのWと一つのH、Web logの原点を探る。

「ハッピー・デス・デイ」「同・2U」を観た

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○ホラー+青春ドラマ?
誰の記事だったか忘れたが、ネットでこの映画(とその続編)が推薦されていたので、観ようと思いNetflixで検索をしてみたが見つからなかった。コロナによる自粛生活の娯楽としてNetflixに加入したものの、この映画はNetflixにはなかった。なかなか一つのサービスで完結できないようにできているのだろう。映像によるエンターテインメント市場は大きいので、各社それぞれが囲い込みやアライアンスのような縄張りのなかで、ラインアップが決まっているんだと思う。仕方がないのAmazon prime Videoで観た。
しかし、これが本当に面白い映画で、久々に映画を見終わって晴れやかな気持ちになった。

 

 

 

ハッピー・デス・デイ 2U [Blu-ray]

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  • 発売日: 2020/06/24
  • メディア: Blu-ray
 

 

 

〇一作目のあらすじ(ネタバレしないように)
女子大生(ツリー……実は役の本当の名前がテレサ・ゲルブマンというのはWikipediaを見て初めて知った)が死ぬとある一日の朝にループして戻ってしまう。ループしないためには殺されない様にしないといけない。そこで、自分を殺す人間(犯人)を探すと言うのがストーリー。
こう言う「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の死ぬとループするというギミックを利用してミステリーを書いたように思える。(違うのだろうか?)オール・ユー・ニード・イズ・キルの方は、おそらくFPSシューティングゲームコール オブ デューティとかバトルフィールドとか)をやった感覚をそのまま映画のシナリオにしたんだろうなと思わせるものだったが、そのギミックだけを取り出してこういう映画に出来るんだというのは大変素晴らしいと思った。
主人公のツリーを演じているジェシカ・ローテも最初部屋に来たライアンに「Bitch」と呼ばれるが、これはオール・ユー・ニード・イズ・キルの「戦場の雌犬(Bitch)」のことを暗に指していると思われる。そのツリーが毎回目覚めるときに寝ている(実はライアンの)ベッド横の壁には「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と「ゼイリブ」のポスターが貼ってあるのである。このネタというか、設定は一作目ではあまり生きてこない気がするが、実は二作目では重要な意味があったと思う。

 

 

 

 

ゼイリブ 通常版 [Blu-ray]

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  • 発売日: 2014/09/03
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〇二作目のあらすじ(ネタバレなしで)
二作目では”なぜツリーは死んでループするようになったか?”がちゃんと明かされる。それには実は一作目でほとんどからんでこないライアン(とその仲間)が重要な人物になっている。一作目を観終わってかなりスッキリしたが、二作目はそれ以上の感動が待っていると言うお得作である。それ以外にも一作目のストーリーの要素を本当に上手く回収(ここ重要)しており、これ最初から二作品セットで作るつもりで作ってたんじゃないかと思うほどだ。
実際にどうなのかはわからない。二作目の制作年が一作目の公開から二年たっているので二作目も全く一から作り直したのだと思う。それぞれの登場人物のビジュアルは再び二作目でその役をやるまでに二年もブランクがあったことになり、それにしては画面上で全く時間が経ってないように思えるのは見事としか言いようが無い。この感覚はバック・トゥ・ザ・フューチャーの二作目と三作目を観たときと同じものだ。

 

 

 

〇三作目は?
今のところ三作目を作っているという情報はない。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」も三作目は新しいキャラクターや要素を入れてタイムトラベルものの面白さを極めてくれたが、是非こちらも三作目を作ってループものの面白さを極めてもらいたいと思う。二作目のラストでアレがあーなってとなると、こーなる展開もアリかなーとかいろいろ考えるが、きっとその予想を上回る展開にしないと二作目までの傑作さに水を差すことになりそうで、制作を考えておられる方々も苦労していることと思います。

 

〇その他(Wikipediaにあったネタ)
殺人鬼が仮面をかぶってるのだが、それが赤ん坊の顔をモチーフにした、大学のマスコットという設定なのだが、バースデイがキーワードのこの映画なので「赤ん坊」なのはそこから来てるのかと思ったが、Wikipediaによると最初は豚のマスクという案だったそうである。また、このマスクのデザインをしたのはあの「スクリーム」のマスクをデザインした人と同じだそうだ。どんな分野でもその道のプロになるとそういう仕事が来るというのは面白と思った。
主人公を演じたジェシカ・ローテが「ラ・ラ・ランド」に出ていたと言うことを知り、あれ、どの役の人だっけとWikipediaを調べて「エマ・ストーンのルームメイト三人に一人」と言うことがわかったが、その流れで、残りの二人うち一人が日系人ソノヤ・ミズノ)で、その人が出ている映画「アナイアレイション ー全滅領域ー」という映画がある事を知り、面白そうなので観てみようと思ってNetflixを検索したら今度はあったので次に見ようと思っている。