常盤平蔵のつぶやき

五つのWと一つのH、Web logの原点を探る。

(去年)「鬼滅の刃」を観た 漫画も読んだ

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〇もうすぐ如月(ハニー)
2021年も既に一ヶ月が過ぎようとしている。そう考えると一年というのは12ヶ月しかないのだから当たり前だが、意外と短いのだなあと思う。これも50を過ぎて時間の感覚が圧縮されてきたからだろう。
あまり2020年が遠い過去になる前に、去年のことを振り返ってみることにする。昨年を語る上でどうしても避けて通れないものはCOVID-19だが、それについてはこれまでもいろいろと書いてきたので、今回は触れないことにする。

それ以外で昨年とてもはやったのに私がブログで触れていないことと言えば「鬼滅の刃 映画版 無限列車編」だろう。どこかで、映画を見に行って煉獄さんの生き様に号泣したというようなことは書いた気がするが、何処に書いたか覚えていないし、きちんとタイトルからそれに言及した記事としては書いていないと思う。

 

〇まずはアニメシリーズから(ネタバレします)
鬼滅の刃面白いよ、みたいな話を最初どこから聞いたのか?は今となっては思い出せない。しかし、一つ通常とは違うルートで来た情報があったことは大変記憶に残っている。それは私がこのブログでも度々触れている、中年になってから始めた武道「杖道」の新年会の席で「〇〇の呼吸」とか「型」「全集中」というキーワードが語られていたことだ。実際に稽古する武道でも「呼吸」や「型」は常に意識されている。特殊な「呼吸」によって爆発的なパワーを出すとか、いろいろな「型」(技)で敵を倒すとかは正直違うと思う。しかし、漫画的な嘘をつく上で、それらの要素を上手く利用しているなと感じた。作者は恐らく何らかの武道(恐らく居合い系)をやったことがあるのではないかと思った。
とにかくNetflixで観ることが出来そうだったので一話から見だした。そこでまたNetflixマジックにかかり、あれよあれよという間にテレビシリーズ最後まで観てしまった。「続きはWEBで!」ならぬ「劇場で!」という引きに愕然となったが、映画版が公開される頃ちょうどコロナで自粛の日々が始まってしまった。聞けばこのテレビシリーズも映画を合わせてもまだ原作漫画の7巻ぐらいまでのはなしで、漫画の単行本は既に23巻で完結らしいと言うことがわかった。先も知りたいが、漫画は持ってないし……映画はなかなか見に行けそうにないし……という感じで悶々としていたが、12月12日についに吉祥寺オデオンで観た。

 

 

 

〇映画版
既に今では300億を突破しているが、この無限列車編でのもう一人の主人公とも言える”300億+の男”「煉獄杏寿郎」は、まるでマチルダさんを失った後のアムロのように「煉獄さん……煉獄さん……」と心の中でつぶやいてしまう様な強烈な印象を、2時間強の上映時間で私にもたらした。恐らくその心情はラストの炭治郎や善逸、猪之助の心に去来したものと同じものだろう。それにしても此の正にコロナ禍の世界だからこそ、人のために生きることを平然と選び、恐れることなく命をかける生き様に心打たれる、ということもあったと思う。

 

 

 

 

〇そして漫画へ…
映画を見終わったその足で、単行本を買いあさって年末までには1巻から最終23巻までを揃えることが出来た。年末年始のお楽しみに取っておこうと思ったのだが、恐らく2日ぐらいで読み終わってしまったと思う。原作漫画を読んで思ったが、本当に無駄に引き延ばしていないのが功を奏していると思った。ジャンプのことだから、人気がある漫画はできるだけ引き延ばして、水増ししていった結果、訳の分からない話になる(まあ、それなりに長くなってもきちんと引っ張ってくれる作品もあるので、一概には言えないが……)よりは断然いいし、それ以上にスピーディで無駄がないので読んでいる方がぐいぐい引っ張り込まれる展開がよかった。そして最終巻にはある意味おまけのようなエピソードがあるが、あれがある事も救いを感じるし、何より、キャラクターに対する印象を最もいいものに昇華させると同時に大正から令和への接続をやってのけるという最近あまり見ない王道のエンディングで大満足であった。

 

 

鬼滅の刃 23 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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〇今後は?
また、アニメの話に戻るが、本当に映画版の続きの「吉原編」もきっと映画版でやるのにふさわしい話ではないかと思うが、一体いつ観られるだろうか?
というか、この後はシリーズでやるのか、それとももう単発の映画版をハリー・ポッターみたいに年イチぐらいで公開する様な形になるのかは解らないが、それにしても漫画で全部話が分かった後でも、アニメになって画面を動き回る姿が見たいと思えるのは不思議である。続きが見られるのがいつになるのか解らないが、出来れば遠くない未来になって欲しいと願うばかりである。

 

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  • 発売日: 2019/07/03
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