常盤平蔵のつぶやき

五つのWと一つのH、Web logの原点を探る。

日本語の通じない世界へ~  二年ぶりに中国へ出張する

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コロナの終わり、変化の始まり
長かったコロナ禍が収束の兆しを見せている。まだまだ、もう一度盛り上がってくる可能性もないとはいえない。しかし、進化論的見地からみると、感染力の強化と宿主へのダメージは二律背反なので、感染力が強くなった代わりに弱毒化している今の状況は、その先には完全なる共存の道筋が見えている。
そんな状況なので実に二年ぶりに海外、中国に出張することになった。以前は一年に数回は海外(と言ってもアジアだけだけど)出張していたが、コロナのおかげで様々なことが変わってしまった。見える範囲だけでも相当変わっているので、見えない部分での変化もかなり大きいだろう。出張に関する目に見える変化として、中国に入国するためにはまずビザを取る必要がある。ビッグサイトの近くにあるビザセンターへ、申請と受け取りで二回足を運んだ。ちなみに金曜日休みだったので、都合三回訪問している事は会社には秘密だ。今取得できるのはシングルエントリーの90日滞在可能なものが最大の様だ。これもかつては一年有効で90日間何回でも出入国出来るビザが取れたのだが、後述する隔離期間のせいで、そんな事やってられないのだろう。入国48時間前から二回PCR検査を受けて二回とも陰性でなければいわゆる健康コードがもらえない。その検査費用は一回二万円前後かかる。二回で四万円だ。これを入国の際に毎回必要なのだから、マルチなんてやったら経費が嵩みまくる。ちなみに中国に入ってからもPCR検査をそこら中で受けることになるらしいが、その費用は5元だそうである。
検査結果はWeChatという日本で言えばLINEの様なチャットアプリで送られて来る。そのためのスマホ必須であるが、ややこしいのは、中国に入ってからは別のスマホで別のアカウントで健康コードなどのやり取りをする必要があるという事だ。理由は単純にセキュリティ上のものだが、その時点でスマホが二台、会社用のものを持っている人はもう一台、さらにローミングデータ通信用のWi-Fiルーターがいる。そのための充電器やケーブルもいるだろう。モバイルバッテリーだっている。世の中便利になると、その便利さを逆手にとって害をなす輩が必ず出て来る。その害から身を守るための労力は享受できる便利さを上回っていないかどうかは、どうやったら分かるのだろか。
 
しばらくは旅の記録
そんな訳で、今午前6時14分、成田空港に向かうスカイライナーのなかである。頭の中でドリフターズ西遊記のテーマが流れている。西へ向かうぞニンニキニキニキニン。これから帰国するまでは、一つのことを論考するのではなく、ブログ本来の気軽なスケッチ的な文章にしようと思う。

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