常盤平蔵のつぶやき

五つのWと一つのH、Web logの原点を探る。

レトロゲーム沼にハマった……「ポケットモンスター青」をプレイしている

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流行の「波」は津波クラス

とうとうはてなブログでみたことのない警告(というほどのものでもないが)が表示されたのでなんとかブログを更新したいと思う。その文言は「この広告は90日以上更新のないブログに表示しています」というものだ。考えてみれば少なくともひと月に一本ぐらいは最低でも更新していたので、90日以上更新のない状態というのは一度もなかっただろう。基本的にこのブログは家のPCで書くようにしているが、そのキーボードのタッチもなんとなくおぼつかない。苦労して3日と開けず文章をうち続けてきたのに、なぜ三ヶ月以上も更新しなかったのか? 更新しなかったのではない。更新できなかったのである。なぜか?なぜなのか?世間の流行には常に逆張りをモットーとしている私が、流行の波に乗せられて大海原に漂流することになったためである。なんの流行かというと「レトロゲームブーム」なのである。

 

自分はコレクターではないはず

私が、何かを集めている。これまで出会った友人たちの中で、コレクション癖のある人にあうたびに、どうして作られたものを全種類集めるというあまりにも商業的で簡単な誘い(つまりマーケティング)に乗せられているのかと訝しく思っていたわけだが、自分がその波に乗せられる立場になって初めてわかったことがある。コレクションしたいという欲求はかなり根源的で衝動時な欲求として湧き上がってくるものなのだなということである。

レトロゲームというのは任天堂であればファミコンスーパーファミコンゲームボーイゲームボーイアドバンスニンテンドーDSが境界線ぐらいだと思う。実際3DSもサポートは終了しているので、メーカーによるサポートの終了をもってレトロゲームとみなすのであれば、もはや3DSまでがレトロゲームということになる。しかしレトロゲームの売買をおこなっているブックオフハードオフ、トレジャーファクトリーやゲオなどのショップでは2世代前のハード・プラットフォームならば普通の中古ソフトのような値段で売っている。レトロゲームとなってくると、逆に値段が上がっているものと、下がっているものの2つのグループに分かれてくる。時間が経っても評価が落ちないものや、出たときからすでに特殊な市場を狙って出されたような(数も少ない)ソフトはアキバを中心とする首都圏においては値段がうなぎのぼりである。極端な例がゲームボーイをプラットフォームに発売された「ポケットモンスター」(通称「初代ポケモン」)だろう。ゲームプラットフォームの歴史を説明するつもりはないので、それに関しては別のもっと詳しい人の解説サイトなんかを参考にしてもらうほうがいいので割愛するが、私個人のゲーム遍歴の上では、ゲームボーイはほぼテトリスしか遊んだことがない。

 

任天堂が公式にゲームボーイの歴史を解説している。

https://www.nintendo.co.jp/n02/dmg/hardware/gb/index.html

 

ゲームボーイ

先日ネットのニュースで俳優の大和田伸也さんがポケットモンスター初代のゲームをやっていたが、途中でセーブデータが飛んでしまったという話を聞いた。まさか氏もレトロゲームブームにハマっているわけではないと思うが、それにしても70過ぎでゲームボーイポケットモンスター(氏はスーファミスーパーゲームボーイをつけてやっていたようだ)を楽しんでおられたというのは私としても大変共感できるニュースだった。

私は昨今のポケモンソフト全般の高騰ぶりにうんざりしていたが、ブームに乗ってしまった人間としては横目で「高いなー」と思いながら其の実しっかり値段の動向を見ていたわけである。流石に箱説明書がついているからと言って、1万円を超える値段で店頭のショーケースに飾られているものを買う気にはなれないので、冷めた目で毎回眺めていた。そんなある日、まずゲームボーイカラーのクリアーブルーをとあるチェーンの中古ショップで5000円弱で手に入れてしまった。なぜそれを買ったかというと、その前にスイッチで「ゼルダの伝説 知恵の借り物」をやって、あーどうせなら「夢を見る島」もスイッチであったなーと思ってブックオフなどの中古売り場を見に行った際に、そういえばこれって元はゲームボーイだったよなーと思ってショーケースの中を見たところ、1500円という絶妙な(いや、少し前から考えると全然高いけど)値段で飾られているのを見て、こっちをやりたいと思ったのがきっかけだ。

ソフトを買ったからには本体も手に入れなければといろいろ探したが、そもそも私もかつて一度ゲームボーイを購入した記憶があるが、ゲームボーイの画面は小さい上に暗くて見づらい。うーんと思っていたところ、YouTubeなどで液晶を交換してIPS液晶に改造したゲームボーイの動画を見て、これなら令和の今でも、老眼の私でもなんとかプレイできるのではと思った。そこで早速液晶改造キットを動画で紹介しているところに発注し、中国から発送されて、大阪の通関を抜けるのになんでこんなに時間がかかるんだとイライラしながら待っていた最中に、本体を手に入れて置かなければと暇を見つけては中古販売業のチェーン店を廻る日々を送っていた。(そのせいでブログは全く書かない日々であった)

先ほどの大和田氏の話で、初代ポケモンのセーブデータが飛んでしまったのは何が原因かまでは書いていなかった。実はこれも今回のレトロゲームブームに乗ってから知ったのだが、ゲームボーイのカートリッジは、セーブデータの保持のための電池が内蔵されている。先ほどのリンク先でゲームボーイの歴史を見られた方はわかると思うが、すでに発売から2~30年が経過しているカートリッジの内蔵電池が切れていないほうがおかしいので、大抵のゲームボーイのソフトが入っているカートリッジは電池が切れており、そのままだとセーブできないのだということもYouTubeの解説で知った。なので私が購入した「ゼルダの伝説 夢を見る島DX」ももちろんしっかりと電池が切れており、その電池交換のやり方をまたまたYouTube動画で勉強して、はんだ付けの方法を知ると同時に、動画のリンク先から「タブ付きリチウム電池」なるものを発注して、届くのを待つ日々を送っていた。(もちろんブログを書く気にもなれず、もんもんと荷物の到着を待つ日々であった)

ソフトを買い、本体を買い、液晶改造キットが届き、カートリッジのバックアップ用交換電池が届いて、それらを交換したり、改造したりしてようやく「夢を見る島」がプレイできるようになったのだが、その後も中古売り場を定期的に覗いていたところ、ある日某中古販売のチェーン店で「ポケットモンスター青」が1000円で売っているのを見つけてしまったのである。いや、別にポケモンには興味ないしーと思っていたのだが、1万円とか5千円で売られているものが、多少傷はついているけれども1000円で売られているならちょっと買ってみたくなるのが人情というものだろう。店員さんが値札を付け間違えたんじゃないかとヒヤヒヤしながら、でもショーケースの中にあるので店員さんを呼んで開けてもらわなければ購入することができないので、仕方なくレジまで行って呼んできて希望のものを告げると、別段慌てるふうでもなく、こちらですねと取ってくれた。おおー、すげー安く手に入れることができたとホクホクしていたが、よくよく考えるとこのブームになる前はゲームボーイのソフトはすべてジャンクとかワゴンセールのコーナーに入れられており、100円とか50円で買えたことを考えると、すでに10倍以上の値段を払っていることになるわけで、なんとなく割り切れないものを感じつつ、またまた電池交換をしてセーブできることを確認してちょっと遊んでみたわけである。

 

 

 

 

初代ポケモンとはどのようなゲームなのか

正直このブームに乗っからなければ、おそらく私はゲームボーイポケットモンスターをプレイすることはなかったと思う。そういう意味で私はこのブームに感謝している。かつて仕事でベトナムに滞在したとき、現地駐在の方々がみんな「ポケモンGo」をやっていて、私もつられてプレイした。その時も、たしかにポケモンをボールを投げて捕まえるのは面白いが、それぞれのポケモンがどんな性質のものなのかまではわからない。要するに愛着がないので、ただ集めるだけという作業になってしまう。ジムで対戦したりとか色々ほかにもやることがあるのだが、なにか根本的なコンセンサスのようなものが欠けているという感覚があった。

それが今回あらためてゲームボーイポケモン青をプレイしてみて、その一番基礎となる部分を知ることができたというのは大きい。おそらくポケモン初代が流行っている頃に出版されていた雑誌「ゲーム批評」などでもきっとこのゲームの面白さというか革新性は語られていたのかもしれないが、全く呼んだ記憶がない。そういう記事を読んでいても、果たして買ってきてやったかどうかは疑問だ。ただ、今回は老眼でも見やすい画面の本体を手に入れたこと、「ポケモンGO」や「ポケモンカードゲーム・ポケット(通称ポケポケ)」をプレイしたことなどが積み重なって、やはりいつかはオリジナルに触れてみなければと思っていた。そこにこのブームでやっとその機会を得たということだ。

私ごときにわかファンが語るのもおこがましいが、ポケモンゲームの面白さというかその独創的なアイディアをいくつか語ってみたい。まず、ゲームボーイというハードの制約があっても、逆にそれを活かしていると思える部分がいくつかある。たとえば、フィールを歩くと敵にぶつかるドラクエで作られたシステムが、ポケモンではトレーナーという基本的には市民と遭遇する。市民ということは普通の人なので、スライムやゴーレムというようなモンスターと直接遭遇して戦闘になるわけではなく、トレーナー同士がポケモンを使って戦うというシステムに変わっている。ポケモンが全滅すると主人公のトレーナー(プレイヤー)も「眼の前が真っ暗になった」といって直前に立ち寄ったポケモンセンターに戻って来る。これはRPGでパーティが全滅したときに城や宿屋に戻って来るのと同じシステム(所持金も半分になる)だが、よくよく考えるとなぜプレイヤーも気絶してしまうのか?気絶したらなぜポケモンセンターに戻ってこられるのか?不思議であるが、逆にRPGのお約束があるのでプレイしている上では特に変だとは思わない。

また、そのRPGであればパーティを組んで戦うというところだが、ポケモンでは主人公は最大6個までポケモン(ボールに入った状態)を持つことができる。そして、そのポケモンパソコン通信を使って自由に出し入れすることができる。これが効いてくるのは、ポケモンには属性があって、火は水に弱いとか水は植物に弱いとか属性による強弱がかなりしっかり設定されている。そのためポケモン自体のレベル上げも重要だが、それ以上に属性を考えたうえで対戦カードを組むことが必要になってくる。正直子供向けのゲームと侮っていたが、本当に戦略の幅が広く、この辺を考えれば、いくらでも考えることが出てくる。しかし、その反対にあまり考えなくてもレベル上げや覚える技などで力押しのゲームもできてしまう。つまりプレーする人のスタイルにかかわらずちゃんとゲームを進めさせられる懐の広さがある。

 

 

 

沼の先は

そんなわけでもともと「ゼルダの伝説 夢を見る島DX」をやるつもりだったのだが、どっぷり初代ポケモンにハマっている。ただ一つ残念なのは、このゲームのもう一つの革新的要素である「ポケモンの交換」をする相手がいないことである。ゲーム中で「交換すると進化するポケモンがいる」なんて情報を知ってしまうと……仕方がないので、自分で赤や緑をプレイして交換してみるしかないか……(沼に沈む音が聞こえる)