常盤平蔵のつぶやき

五つのWと一つのH、Web logの原点を探る。

言葉を進化させる

言葉を進化させるという芸人の芸をさんまのテレビ番組で見た。

それを見ていたカミさんが「これはポケモンのパクリだね!」

と断言していたが、ちょっと違うような気がする。

 

そのネタのロジックはインプットされた言葉の概念をちょっとグレードアップさせた言葉に変えるというものだった。

例:みかん → デコポン(あくまで私が考えた例です。)

この例のロジックは同じ柑橘系のなかで、ちょっと高級そうなもの(値段の高いもの)におきかえるというものだ。

これは一般名詞だったら大抵のものに応用が利く。

犬 → オオカミ とか 杉 → 檜 とかだとおもうが

実際の生物の進化とは違うと言うことがミソだ。あくまで現時点での価値の順列である。この場合の「価値」と言う要素をどういう軸でとるかによって変わってくると思うが、そのことによるバリエーションによっていろいろな応用が利くため、ライブでのやりとりという時間の限られた中でやる「芸」にとっては便利だと思う。

 

しかし、その番組の中で「人名も出来ますよ」ということで出されたお題が「明石家さんま」だったので、その芸人さんは答えに詰まってしまった。芸人の中でも最高位(かどうかは異論あるかもしれませんが)のような場合はその上の概念が難しいと思う。

そういうときのためにSiriの回答のような困ったときのテンプレートを用意しておいた方がいいのではないかと思った。