常盤平蔵のつぶやき

五つのWと一つのH、Web logの原点を探る。

戦って生きる

 通勤時間が短くなったので本当にちびちび読書しかできない。

そんな中で下記の本を読んだ。

仕事に必要なことはすべて映画で学べる

仕事に必要なことはすべて映画で学べる

 

 押井守は、パトレイバーの劇場版2を見て以来、私の好きな映画監督の一人である。昨年は実写版のパトレイバー劇場版ももちろん劇場に見に行った。

そんな監督の仕事論について書かれた本を見つけたので読んでみた。いつ頃出た本かはよくわからないが、内容としては結構最近のような気がする。

この本の中でロバート・アルドリッチの「飛べ!フェニックス」と「ロンゲストヤード」が取り上げられていた。正直二つとも見たことがない。しかし、これは見なければと思った。

飛べ!フェニックス」は砂漠に不時着した旅客飛行機の乗員達が、どうやって生還するかという極限状況のサバイバルモノだ。(見たわけではないので本のあらすじと、押井監督の解説を元に書いてます)オアシスまで歩くとか、そのまま救助を待つとかいろいろな方法が考えられる中で、たまたま乗客の中に飛行機の設計者がいたために、片方だけ残ったエンジンを使って飛行機を単発機に作り替え、オアシスまで飛ぼうと言う計画を立案する。一旦その方向で全員が動き出すのだが、実はその設計士は飛行機は飛行機でも模型飛行機の設計しかしたことがなかったのだ。それを知ったパイロットである主人公は・・・悩みながらもそのことは他の人間には伏せたままで計画を実行する。そして映画としてはちゃんと飛行機が飛んでめでたしめでたしというものらしい。

仕事のプロジェクトの上で、一旦動き出した後で、いまいち確証が持てない要素があるときでもそのまま進めざるを得ないことは結構あった。ものづくりの現場では、そういうことは結構あるのではないだろうか?