常盤平蔵のつぶやき

五つのWと一つのH、Web logの原点を探る。

「NieR:Automata」をクリアした

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久々にまとめてゲームをする時間がとれたので、Steamでオータムセールのため半額になっていた「NieR:Automata」をDL購入してプレイした。イージー設定で、いわゆる「クリア」の3周プレイ終了するのにまるまる一週間ぐらいかかった。以下感想になるが、あくまでストーリーとか世界観に関してのものになるので、ネタバレ必須だと思います。

 

ニーア オートマタ - PS4

ニーア オートマタ - PS4

 

 

 

〇あらすじ
宇宙から飛来したエイリアンがもたらした機械生命体によって人類は地球を追われ月に退避している遠い未来。人類は自分たちが作り出したアンドロイドによる地球奪還のための反攻作戦を行っていたが、機械生命体の圧倒的な戦力により、衛星上の基地からの侵攻作戦は数百年膠着状態にある。
そんな状況の中、プレイヤーが操作する主人公は、単独で現在の地球上がどうなっているかを調査するための戦闘に向かうことになる。地球上では機械生命体が独自の進化を遂げており、人類の歴史から学ぼうとしていた。
小さな不戦コミュニティーを作るもの。王国をつくるもの、宗教に基づくカルト集団をつくるものなど、さまざまな状況が明らかになると同時に、実はその機械生命体を作り出したエイリアンも数百年前に滅んでおり、機械生命体は独自に進化を遂げていることが判明する。
一部の機械生命体から、外見がアンドロイドにそっくりな個体が生み出される。そのアンドロイドを剣で切り裂くと、そこから更に同じ形態の人間にそっくりな機械生命体が生み出される。
数々の戦闘の末その二体の人間型機械生命体を倒すが、今度は巨大な塔が地下からあらわれて、機械生命体の概念人格が独自に調査していた情報が保管されており、そこにはヨルハ部隊が作られた理由は。そして最終的にはその塔は、月にある人類保管サーバーを破壊する砲台であると言うことがわかる。最終的にそれを破壊したのか?どうなったのか?その辺はよくわからないまま終わる。
(※独断と偏見に基づく筋書きのため、多分に間違っている可能性が高いです。ご自身でプレイされた実感を優先して下さい。)

ニーア オートマタ - Wikipedia

 

〇世界観と世界
基本的にプレイヤーが操作するキャラクターはヨルハ部隊の2Bという女性型アンドロイドである。しかし、外見や振る舞いは限りなく人間に近い。その上で戦闘能力や、ネットワーク機能などが付加されておりゲームシステムとの融合した存在となっている。
いろいろなサイトで紹介や感想を書かれている方が絶賛されているが、全体のデザインが素晴らしく、統一された世界観がゲームの世界に没入することに喜びを与えてくれる。
既に人類が地球上から姿を消して数百年?立っている世界なので、人類がかつて繁栄していた形跡は全て廃墟になっている。廃墟好きにはたまらない世界だと思う。
レジスタンスという存在が地球上にいるのだが、彼らもアンドロイドだろう。人間そっくりだが、セリフを決まったことしか言わないというゲームのNPCであることとアンドロイド(つまり機械)であることは大変親和性が高い。それ以外はフィールドには敵である機械生命体と野生生物しかいないので大変静かなのである。さらにボーカルをフィーチャーしたBGMがフィールドごとに流れているのだが、それも大変心地よく、ヘッドホンを付けてボリュームを大きめにしていても全然不愉快にならない。

 

NieR:Automata Original Soundtrack

NieR:Automata Original Soundtrack

 

 

〇ヨルハ部隊と2B
プレイヤーキャラとしての2Bのデザインがそもそもこのゲームをやってみようと思わせる理由だったのだが、そのデザインセンスの良さには本当に恐れ入った。同じく9S、2Aや衛星上の基地の司令官、オペレーターなどの服装のデザインも素晴らしく、いつまで見ていても飽きない。こんどドルフィーで出るようだが、最初からそうなるためにデザインされているような気さえする。コスプレでもこの2Bになっている方の写真を沢山見かけるが、そういうレイヤーさんを沢山この世に生み出してくれたこのゲームに感謝である。

 

 

〇個人的なツボ
最後に私の個人的なツボだった部分について書いておく。まず、主人公2Bの声優さん(石川由依)の声である。このへんはその道の人からはきっと「何を今更」なので多くは語らないが、ぐっとくるとしか言い様がない。人の喋り方が与えてくれる官能というものは、本当に説明出来ない快楽の一つだろう。恐らく声優本人が目の前で喋ってるのを聞いてもそうは思わないと思う。このキャラクターの外見で、この声、この喋りというのがぐっとくるのだと思う。まあ、この世界は深みにはまると大変そうなのでこのぐらいにしておく。
もう一つはやはりキャラクターのデザインだ。コスチュームのデザインも含むのだが、人類が消え去って遙かな時間がたった世界で、このような趣味の良い外見の機械とアンドロイドが果てしない闘争を繰り広げているという想像は、頭の奥の方がツーンとするような感動をおぼえる。
最後に一つ。タイトルの「ニーア」ってなんなんでしょう?ニールス・ボーアの略ではないですよね。