常盤平蔵のつぶやき

五つのWと一つのH、Web logの原点を探る。

三都物語(台北、北京、ソウルを3泊4日で回ってきた)


会社の仕事で、台北、北京、ソウルを回ってくることになった。一つの都市に一泊ずつ、移動日を一日足して3泊4日の弾丸トラベラーである。もう少し余裕を持って回れたらと思わないでも無いが、言葉の問題もあるし、現地で遊ぶ資金の問題もあるので、結果的にこの超タイトなスケジュールで回る方が良かったのかもしれない。以下ほとんど個人的な備忘録のようなものを書いてみる。

1日目 成田→台北
成田発のチャイナエアライン台北の桃園空港へ。約3時間のフライトだった。出発時に「書類の不備」があり、一旦滑走路に出たものの、もう一度搭乗ゲートまで戻るというアクシデントがあり、1時間半遅れで出発するという波乱の幕開けだった。

台湾は石垣島の隣なので、位置的には日本の外れといってもいいだろう。しかし、やはり国境を越えるといろいろ違って面白い。空港を出てタクシー乗り場で感じた空気はまさに南国のものだった。台湾ドルは成田で換金しておいたので、そのままタクシーに乗って、訪問先の会社が予約してくれたホテルに泊まった。

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私の泊まった部屋は、浴室がジャクジーなっており、これ幸いと利用することにしたのだが、大きい浴槽なのに水(お湯)の出が悪く、いつまでたっても全然浴槽に湯がたまらない。仕方がないので半分くらい溜めたところで入り始めたのだが、水位が低いまま、ついマッサージボタンを押してしまったのだ。四つあるノズルから勢いよく噴き出す水で一瞬前が見えなくなった。慌ててボタンを押して止めようとしたが、止まらない。こりゃーフロント電話するしかないかーと思っていたら、急に止まった。どうもタイマー制御だったようだ。小腹が空いていたのでコンビニでも探そうと思っていたが、その一件でぐったり疲れたので早々に寝てしまった。

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宿泊したホテルは古華花園飯店(Hotel Kuva Chatoue)

https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g13808652-d308630-Reviews-Hotel_Kuva_Chateau-Zhongli_Taoyuan.html?m=19905

 

2日目 台北→北京
一晩寝て朝になり、朝ごはんを食べに一階へ降りると、大変広いところにビュッフェ形式でたくさんの食べ物が提供されており、どれも大変美味しかった。前回のブログにも書いたように、先月約三週間中国の寧波のホテルに泊まって毎日朝食を食べ続けたが、それより美味しかった。分厚い角煮を挟んで食べるモノが台湾名物と書いてあり、それも食べたが美味しかった。

仕事自体は午前中には順調に終わって、昼になりちょっと車で移動して連れて行ってくれた牛肉麺のお店のソレがまた感動的に美味しかった。今まで大陸で食べていた牛肉麺もそれなりに美味しいと思っていたが、完全に別物だった。麺はソーキそばを思わせる太い縮れ麺で、スープはフォーの牛肉ダシっぽい感じで、上にゴロゴロと乗っている牛すじ煮込みが絶品であった。香菜は入れないが、酸っぱい漬物のような薬味を入れるのもまた別の趣向を加えてくれる。

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窓から見える景色からしか判断できないが、台北の(郊外の)街並みはどこかホッとする感じで、中国的でありながらもどこか日本的というか、地続き感があった。台北の感想をまとめると「美味しかった」になる。その後、会社の人の車で桃園空港まで送ってもらい、中国海南航空で北京へ。

北京到着は23時を過ぎており、現地の会社の人が迎えに来てくれて大変助かった。北京は首都高速道路が6重にあると聞いて驚いた。そのままホテルに送ってくれたのだが、ホテル側の手違いで広い広いスイートルームに泊まる羽目になった。本当に寝るだけで大変残念だったが、地上17階の眺めは朝になってみてすばらしかった。だだとなりの大きなオフィスビルから丸見えということもわかった。寝室が三つ、浴室が二つもあり、どれを利用するか迷っていて夜中の2時になってしまった。

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宿泊したホテル Holiday Inn Express Beijing

https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g294212-d5970238-Reviews-Holiday_Inn_Express_Beijing_Yizhuang-Beijing.html?m=19905

 

3日目 北京→ソウル
翌朝、一階へ降りて朝ごはん食べた。ここのは寧波と同じような感じであった。現地の人が迎えに来てくれたので歩いて会社に行った。東京なら都心にしかないようなビルか普通に並んでいる中の一つにオフィスがあった。
仕事を終えて、昼はは弁当を食べた。普通に美味かった。
また現地の人に北京首都空港に送ってもらったのだが、高速に乗る前の道でも片側4車線道路であり、高速もそうであったが、何しろ車が多く、渋滞しているのでその広さと車の多さに驚いた。寧波は田舎だったが、流石に北京は中国の首都だなとおもった。
北京の感想をまとめると「やたらとでかい」である。

北京首都空港から仁川国際空港までアシアナ航空で移動した。空港からホテルのあるヨンサン(龍山)というところまで自力でいかなければならなかったのだが、ネットで調べてみたがよくわからない。仕方ないのでインフォメーションで聞こうと思って行ってみるとなんと「日本語OK」の文字が!聞いてみるとすごく丁寧に高速バスの乗り方を教えて下さり感謝感激であった。わざわざメモ用紙にハングルで書いてくれて、高速バスのチケット売り場の窓口でそれを見せたら一発でチケットが買えた。窓口の人も乗り場を教えてくれて、スムーズにバスに乗ることができた。リムジンバスなので乗る前にトランクを預けるのだが、バスの荷物室にトランクを載せるのはオジサンだったので、バスから降りる場所を口頭で伝えなければならない。ホテルがある場所は「ドラゴンシティ」という単語があったので日本語で「ドラゴンシティー」と言うと、一瞬変な顔をされたがなんとか伝わったようだ。

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ホテルにチェックインするときも、日本人だとわかると、フロントの女性が流暢な日本語を喋った。やはり韓国は距離的に日本に近いのだなぁと思った。ニュースでは政府間のやりとりで日本製品不買運動が起こっていると報じていたが、杞憂に終わってホッとした。

宿泊したホテルはibis design hotel

https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g294197-d12698628-Reviews-Ibis_Styles_Ambassador_Seoul_Yongsan-Seoul.html?m=19905

 

4日目 ソウル→成田
翌朝24階の部屋から下を見ると、ホテルの裏側に広大な空き地が広がっており、もともと何があったのか色々考えたがわからなかった。ただ、ネットの地図によると、線路の引込み線がたくさん描かれているので、もしかしたら車両基地だったのかもしれない。その向こうにはハンガンが見えるし、元は貿易の積み出し口だったのが再開発で変わったのかもしれない。

仕事が終わってお昼を食べてから空港へ送りますと言うことになり、近くでラーメン食べましょうと言うことになった。カレーセットで7000ウオンだったから、日本円で700円ぐらいだが、麺はインスタントだった。これは韓国に昔留学していた人に聞いたら結構普通で、昔は1000ウオンぐらいでインスタントラーメンだけを食べさせる店があったらしい。おそらく辛ラーメンだと思うが溶き卵が入っており、セットのカレーも全く違和感のない日本でよく食べるカレーである。

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その店の反対側は小さな電気店が集まったビル(中国で言えば電子城?)でビルの壁面には日本のゲームの看板があり、秋葉原などでよく見かける光景だなと思った。

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その後仁川空港まで送っていただき、アシアナ航空で成田に帰ってきた。韓国とは時差もないので、表示どおりの時間に日本に着いた。韓国の感想を一言でまとめると「違和感なさすぎ」である。

以上が台湾、中国、韓国の首都三都市を回った感想である。正直移動に次ぐ移動でゆっくり観察している暇はなかったが、逆に圧縮された印象を持つことができた旅であった。