常盤平蔵のつぶやき

ものづくりからもの書きへの転身を目指す文章修行のブログです。

自動読み上げ機能の未来

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iPhoneの読み上げ機能で本を読むことを始めた。他のはてなブログの方が書いておられて、興味を持ったことがきっかけだ。実際にやってみると、なかなか読書が捗る。ただし色々問題点もある。

 

〇良い点
私の通勤時間は短い上に歩き、電車、乗り換え、電車、歩きと、めまぐるしい。おまけに最近は老眼が進んで本を読むためには眼鏡をかけなければならない。スマホのリーダーなら、字をかなり大きくして腰ぐらいの高さに離せばなんとか読めるが、その距離を確保するのが困難な姿勢もある。そういう状況では今までは音楽を聴くぐらいしかできなかったが、この読み上げ機能を使えば、それぞれの異なるフェーズでずーっと本を聴くことが出来る。

 

〇悪い点
やはり、機械ならではの読み間違いが結構頻発する。Kindleを読ませても、カクヨムを読ませても「行く」を「いく」と読む場合と「こうく」(だったかちょっと定かでないが)とにかく同じ本の中でも読み方が変わる。その辺はアルゴリズムがあって、文脈や前後関係から判断しているのだと思うが、いちいち脳内変換しないといけないのはストレスがたまる。本を読むというのはもともと脳内で文字という圧縮された情報を展開し読み替える作業が連続するので、そこにさらにエラーコレクトを同時に走らせるということは、処理に負荷をかけることになる。そういうのがいやならやはりAudibleなどのサービスで、あらかじめ人間が朗読したものを聞く方がいいだろう。脳内補完が楽しいぐらい余裕のある内容であればこれも構わないと思う。

 

先日紹介した「コーヒーショップライフテクノロジーズ」も後半iOSの読み上げ機能で読んでみた。特にリブートのアダルトな部分を機械音声で読み上げて貰うのは、なんか、微妙に新しい体験な気がした。また、今読んでいる本は「ロートケプシェン、こっちにおいで」で、Kindleで無料で配布されていたので以前にダウンロードしておいたものだったが、読み上げ機能で読み始めたら意外と面白く、前作も買って読んでみようとおもってしまい、見事にAmazonさんの戦略にはまった気がする。

 

 

この読み上げ機能は、じつはAmazon Echoでも使えるらしいのだが、そうやって一度電子書籍で買えばAudibleで買い直さなくて良くなるようにして欲しいと思った。Amazonはこういうカニバリ的なサービスをやるからすごいなとおもうのだが、どうせやるなら、この読み上げ機能もっとどんどん進化して、たとえばミステリーなら渋いおじさんの声でよむとか、登場人物のセリフはそれぞれ違う声で当ててくれるようになると面白いと思う。また、アダルトな内容であればそういうニュアンスを持った声で読んでくれるとかあれば、そういう小説の需要ももっと高まると思う。

 

電車の中でスマホを持っている人は大抵動画を見ている。私としてはどうせ動画を見るならせめてテレビぐらい大きな画面で見たいと思ってしまうのでタブレットでもなんかもったいない気がしてしまう。しかし、朗読、本の読み上げであれば、いちいち老眼鏡を出さなくても本を読むと言うか聞くことが出来る。三谷幸喜の「ラヂオの時間」で言っていたが、ラジオドラマの可能性は人間の想像力がある限り無限である。まさにこの本の読み上げ機能がもっと進化して、朗読やラジオドラマぐらいに進化したらまだまだ本を書くことにも無限の可能性があると思うのだが…

 

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