常盤平蔵のつぶやき

五つのWと一つのH、Web logの原点を探る。

牛をディスる女たち(武蔵境駅近辺のラーメン屋探訪4)

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まずこの「ディスる」と言う言葉はご存じだろうか?

私も、なんとなく悪口を言うとかネガティブなことを言うと言うような意味だろうなと思ってはいたのだが、正確な意味を知らなかったので調べてみた。

元々アメリカのラッパーが使っていた言葉らしい。英語では「diss」と書くようだ。で、その語源はなんと「Disrespect」尊敬するrespectに否定の接頭詞disが着いているので反対の意味「尊敬しない」あるいは「軽蔑する」という意味だ。

ディスリスペクト - Wikipedia

 

と言うわけで本題である。

先日武蔵境駅近辺のラーメン屋探訪をしていて、駅の北側にある横浜家系ラーメンの「つばさ家」に行ったときの話である。

https://tabelog.com/tokyo/A1320/A132003/13041952/

ラーメン自体は家系で商店街にある「せい家」と似たような味で普通に美味しかった。交差点を挟んではす向かいに「丸亀製麺」が出来たので苦戦しているのかとも思ったが、お客さんもたくさん入っていて繁盛しているようだった。

私は入り口に近い方のカウンター席に座ったのだが、その角の反対側に短く2席だけある場所に女子が二人座っていた。年齢は20代から30代のあいだである。

ラーメンが出来るのを待っている間、聞くともなく二人の会話を聞いていた。何やら動物の話をしているので、そういえば線路を挟んだ向こう側には「日本獣医生命科学大学」があったことを思い出した。どうやらそこの学生か、関係者らしかった。最初は何やら同級生か同僚の女子に変な奴がいると「ディスって」いたのだが、そのうちに馬の話になり

 

女A「馬は可愛いよね。頭もいいし。牛は・・」

女B「馬は推したらどいてくれるし、引っ張ればついてくるけど、牛はねー、押したら押し返してくるし、引っ張っても全然ついてこないもんね」

女A「ほんと!牛はマジ死ねって感じ」

女B「この前搾乳してたら、横の牛に頭ツキされて転ばされたからね。マジ最低」

 

と、こんな感じで牛の悪口を言いながら、ラーメンをすすっていた。

とりあえずラーメンの味は普通だったが、この会話を聞けたので楽しく昼飯を食べることが出来た。

私も動物は好きなので、馬も牛も遠くから見ている限りでは同じように可愛いとおもっていたのだが、確かに牛は頑固で言うことを聞かない人のことを牛に例えることも、昔はあったような気がする。獣医のように家畜に接することが無ければ、馬はいいけど牛はダメというような感想は持たないと思うので貴重な経験であった。