常盤平蔵のつぶやき

ものづくりからもの書きへの転身を目指す文章修行のブログです。

小さな旅と大きな旅

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昨日は群馬県の沼田に泊まった。止まった宿は「ホテル・ベラヴィータ」で、こちらに仕事に来るようになって、最初に紹介されたホテルなのですでに3回は泊まっている。別に宣伝してもしょうがないのだが、ベッドがふかふかで寝心地が大変よかった。仕事で来ている身としては、しっかり眠れて疲れが取れることは大変重要であるので、このポイントは大きいと思う。今回は電話ではなくじゃらんを使って予約したのだが、その時に小さくアパホテルパートナーズと書いてあったのが気になった。昨年泊まっていたときはなかったはずだ。

ホテルベラヴィータ〈アパ パートナーホテルズ〉|【公式】アパホテル|ビジネスホテル予約サイト

今回泊まって、机の引き出しを開けたらAPAホテルの機関紙みたいなものが置いてあった。(聖書もありましたけどね)

アパホテルというとあの帽子をかぶったおばちゃんの顔が浮かぶのがいいのか悪いのかは人それぞれかもしれないが、少なくともインパクトはある。今回おばちゃんの傘下に入ったということは、このホテルの中身があのおばちゃんのお眼鏡にかなったということなのかもしれないが、確かにゴージャスな内装でちょっと普通ではない感じだ。2001年にはF1レーサーで後藤久美子の旦那でもあるジャンアレジが泊まったらしく、館内に記念の品やあちこちに直筆のサインがある。その辺がおばちゃんが気に入ったポイントなのかもしれない。

 

最近仕事で北関東を走り回ることが多い。これまで名前しか知らなかった場所に実際に行くのはちょっとした旅行気分だ。群馬県では館林、渋川、赤城、伊勢崎。栃木県では矢板茨城県では牛久、つくばなどに出かけて行った。交通手段も電車と自動車と半々ぐらいだ。

大抵は日帰りだが渋川には4泊した。渋川の宿はエクセルイン渋川という駅のすぐ隣にあるホテルだった。4泊もしたので、晩飯もだいたいその近辺で食べた。駅から緩い坂道になっている市役所通りをぶらぶらと歩いて行って入ったのはモスバーガーだった。途中中学校があって、グラウンドが煌々と照らされていたので覗いてみたが誰もいないかった。その時は2月だったので、寒さと人気のなさに寂寞とした思いを感じたのを思い出す。

渋川だけでなくそれ以外の都市でも思うことだが、本当に人気がない。(「にんき」ではなく「ひとけ」)普段東京で暮らしているから思うのだということは、もともと地方で生活していたからよくわかっているつもりだが、それにしても地方と都市の差というのはどんどん大きくなっている気がする。そこに住んで、その土地の土埃や空気が肌に染み込むぐらいまでいるとまた感じることも変わってくるだろうか。

以前長野県の上田というところに2年ぐらい住んでいたときも、千葉県の外房に2年間住んだ時もどっぷり土地の空気と水に染まった。確かに東京と比べて人気はないが、確かにそこに暮らしている人たちがいて安堵出来た気がする。伊勢崎や渋川で何年も暮らしたらきっとそうなるだろう。

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私にとって大きな旅というのはこういった形でその土地に何年も暮らすことだと考えている。前職での中国出張も、足掛け10年、一回が4週間前後となるので、工場の周りの土地勘も多少は備わった。いろんなものを食べ、見聞きし、味わった。しかし、そこにずっと住むわけではない。大きな旅だった。

今回のベトナムが後どれだけ行くことになるかはわからないが、これも大きな旅であることには間違いない。人生の時間は限られているので、大きな旅ができる時間もそんなに多くはない。しかし、できる限りそういうことがしてみたいというのが私の願いである。