常盤平蔵のつぶやき

五つのWと一つのH、Web logの原点を探る。

「Harry Potter and the Philosopher’s Stone」を読んでいる

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いま、あえてなぜハリーポッターなのか?その答えはこれである。

harrypotterwizardsunite.com

Pokémon Goと同じナイアンテックが作っているので、基本的に同じような作りのゲームだ。実際に宿屋とか温室とか砦がある場所に行かないと、ゲームが進まないので運動不足には打って付けである。毎日のデイリーゴールが決まっているので、規定のタスクをこなしていくだけでレベルが上がっていく。現在LV16まで来た。しかし、実は私はまともにハリーポッターシリーズの映画を観たことがない。テレビでやっていたものを断片的に観た記憶と、カミさんがシリーズ最初から読んでいて、映画もリアルタイムで観続けたので、カミさんから聞いたあらすじを組み合わせてなんとなくストーリーが頭に出来上がっているが、このゲームをやると、いちいち細かいアイテムやら登場人物やら怪物やらが出てくるので、やはりここは原作を読むべきだろうと思ったのが発端だ。

しかしである。流石に今更日本語で読むのも芸がない。子供向けの本という事もありいっそのこと英語で読んで見てはどうだろうと思った次第である。そこでとりあえず原書(?)を買いに吉祥寺のジュンク堂へ行ってみた。ちょうどそこに朗読のCDが付いて半額ぐらいになっていたセットがあったので、どうせならオーディオブックとしても聞ければ、通勤の短い時間でも聞く事で、読書(?)を進められると思い買うことにした。これが正解だった。

harrypotter.bloomsbury.com

harrypotter.bloomsbury.com

↑この二つがセットで税込5000円ぐらいで売っていた。

実際に読み始めてみると、そもそもがイギリス英語という事もあるが、知らない単語がバンバン出てくる。さらに登場人物の一人であるハグリットという人物は、かなり鈍った英語を喋るという設定であり、単語やスペルが違うため、読むと解らないのだ。しかし、実はそういう単語もちゃんと地道に辞書を引くと載っているのである。やはり辞書は外国語学習には欠かせない。そこでiPhoneのアプリで辞書を買うことにした。私がマックで愛用しているワープロソフトの販売元である物書堂はアプリの辞書も販売していてとりあえず「クラウン英和和英辞典第6版」を買うことにした。これでiPhoneと原書があれば、朗読を聴きながら単語を引いて読むことができる環境が整った。

さらにその後ブックオフで解説本を見つけてしまった。

 

「ハリー・ポッター」Vol.1が英語で楽しく読める本

「ハリー・ポッター」Vol.1が英語で楽しく読める本

  • 作者: クリストファーベルトン,Christopher Belton,渡辺順子
  • 出版社/メーカー: コスモピア
  • 発売日: 2003/12/01
  • メディア: 単行本
  • 購入: 13人 クリック: 158回
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この本には先ほどのハグリットなる人物の訛りについても詳細な解説が出ており、大変役に立った。なおかつ、ストーリーの大事なこと関しては極力ネタバレしないように書かれており、便乗商品とは言え表紙に書いている通りの謳い文句で良い本だと思う。

ちなみに原書を最初から電子書籍で買えば、本当にiPhoneひとつあれば済んでしまう環境が出来たのだが、やはり本は紙である事にこだわる。電気も要らないし、気軽に書き込む事もできる紙の本は、読んだという事実を目に見える形にしてくれる。

実は著者が直接電子書籍とオーディオブック売っているサイトもあるということがわかったが、次回からはオーディオブックだけはここから買おうと思う。(次の巻に手を出せるのはいつの日かはわからないが……)

 

gbp.shop.pottermore.com

 

お盆前から読み始めて現在やっと10章まできた。全体で17章なので半分は過ぎた。全部読み終えたら映画も字幕なしで見てどのぐらい理解できるか(筋は既に知っているからおそらく困らないとは思うが)試してみたいと思う。その上でこの世界的ベストセラーのストーリーの感想を書く予定である。既にここまで読んできてこの本の素晴らしい部分がかなりわかった気がした。しかしまずは最終ページにたどり着くまで楽しませてもらおうと思っている。

三都物語(台北、北京、ソウルを3泊4日で回ってきた)


会社の仕事で、台北、北京、ソウルを回ってくることになった。一つの都市に一泊ずつ、移動日を一日足して3泊4日の弾丸トラベラーである。もう少し余裕を持って回れたらと思わないでも無いが、言葉の問題もあるし、現地で遊ぶ資金の問題もあるので、結果的にこの超タイトなスケジュールで回る方が良かったのかもしれない。以下ほとんど個人的な備忘録のようなものを書いてみる。

1日目 成田→台北
成田発のチャイナエアライン台北の桃園空港へ。約3時間のフライトだった。出発時に「書類の不備」があり、一旦滑走路に出たものの、もう一度搭乗ゲートまで戻るというアクシデントがあり、1時間半遅れで出発するという波乱の幕開けだった。

台湾は石垣島の隣なので、位置的には日本の外れといってもいいだろう。しかし、やはり国境を越えるといろいろ違って面白い。空港を出てタクシー乗り場で感じた空気はまさに南国のものだった。台湾ドルは成田で換金しておいたので、そのままタクシーに乗って、訪問先の会社が予約してくれたホテルに泊まった。

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私の泊まった部屋は、浴室がジャクジーなっており、これ幸いと利用することにしたのだが、大きい浴槽なのに水(お湯)の出が悪く、いつまでたっても全然浴槽に湯がたまらない。仕方がないので半分くらい溜めたところで入り始めたのだが、水位が低いまま、ついマッサージボタンを押してしまったのだ。四つあるノズルから勢いよく噴き出す水で一瞬前が見えなくなった。慌ててボタンを押して止めようとしたが、止まらない。こりゃーフロント電話するしかないかーと思っていたら、急に止まった。どうもタイマー制御だったようだ。小腹が空いていたのでコンビニでも探そうと思っていたが、その一件でぐったり疲れたので早々に寝てしまった。

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宿泊したホテルは古華花園飯店(Hotel Kuva Chatoue)

https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g13808652-d308630-Reviews-Hotel_Kuva_Chateau-Zhongli_Taoyuan.html?m=19905

 

2日目 台北→北京
一晩寝て朝になり、朝ごはんを食べに一階へ降りると、大変広いところにビュッフェ形式でたくさんの食べ物が提供されており、どれも大変美味しかった。前回のブログにも書いたように、先月約三週間中国の寧波のホテルに泊まって毎日朝食を食べ続けたが、それより美味しかった。分厚い角煮を挟んで食べるモノが台湾名物と書いてあり、それも食べたが美味しかった。

仕事自体は午前中には順調に終わって、昼になりちょっと車で移動して連れて行ってくれた牛肉麺のお店のソレがまた感動的に美味しかった。今まで大陸で食べていた牛肉麺もそれなりに美味しいと思っていたが、完全に別物だった。麺はソーキそばを思わせる太い縮れ麺で、スープはフォーの牛肉ダシっぽい感じで、上にゴロゴロと乗っている牛すじ煮込みが絶品であった。香菜は入れないが、酸っぱい漬物のような薬味を入れるのもまた別の趣向を加えてくれる。

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窓から見える景色からしか判断できないが、台北の(郊外の)街並みはどこかホッとする感じで、中国的でありながらもどこか日本的というか、地続き感があった。台北の感想をまとめると「美味しかった」になる。その後、会社の人の車で桃園空港まで送ってもらい、中国海南航空で北京へ。

北京到着は23時を過ぎており、現地の会社の人が迎えに来てくれて大変助かった。北京は首都高速道路が6重にあると聞いて驚いた。そのままホテルに送ってくれたのだが、ホテル側の手違いで広い広いスイートルームに泊まる羽目になった。本当に寝るだけで大変残念だったが、地上17階の眺めは朝になってみてすばらしかった。だだとなりの大きなオフィスビルから丸見えということもわかった。寝室が三つ、浴室が二つもあり、どれを利用するか迷っていて夜中の2時になってしまった。

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宿泊したホテル Holiday Inn Express Beijing

https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g294212-d5970238-Reviews-Holiday_Inn_Express_Beijing_Yizhuang-Beijing.html?m=19905

 

3日目 北京→ソウル
翌朝、一階へ降りて朝ごはん食べた。ここのは寧波と同じような感じであった。現地の人が迎えに来てくれたので歩いて会社に行った。東京なら都心にしかないようなビルか普通に並んでいる中の一つにオフィスがあった。
仕事を終えて、昼はは弁当を食べた。普通に美味かった。
また現地の人に北京首都空港に送ってもらったのだが、高速に乗る前の道でも片側4車線道路であり、高速もそうであったが、何しろ車が多く、渋滞しているのでその広さと車の多さに驚いた。寧波は田舎だったが、流石に北京は中国の首都だなとおもった。
北京の感想をまとめると「やたらとでかい」である。

北京首都空港から仁川国際空港までアシアナ航空で移動した。空港からホテルのあるヨンサン(龍山)というところまで自力でいかなければならなかったのだが、ネットで調べてみたがよくわからない。仕方ないのでインフォメーションで聞こうと思って行ってみるとなんと「日本語OK」の文字が!聞いてみるとすごく丁寧に高速バスの乗り方を教えて下さり感謝感激であった。わざわざメモ用紙にハングルで書いてくれて、高速バスのチケット売り場の窓口でそれを見せたら一発でチケットが買えた。窓口の人も乗り場を教えてくれて、スムーズにバスに乗ることができた。リムジンバスなので乗る前にトランクを預けるのだが、バスの荷物室にトランクを載せるのはオジサンだったので、バスから降りる場所を口頭で伝えなければならない。ホテルがある場所は「ドラゴンシティ」という単語があったので日本語で「ドラゴンシティー」と言うと、一瞬変な顔をされたがなんとか伝わったようだ。

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ホテルにチェックインするときも、日本人だとわかると、フロントの女性が流暢な日本語を喋った。やはり韓国は距離的に日本に近いのだなぁと思った。ニュースでは政府間のやりとりで日本製品不買運動が起こっていると報じていたが、杞憂に終わってホッとした。

宿泊したホテルはibis design hotel

https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g294197-d12698628-Reviews-Ibis_Styles_Ambassador_Seoul_Yongsan-Seoul.html?m=19905

 

4日目 ソウル→成田
翌朝24階の部屋から下を見ると、ホテルの裏側に広大な空き地が広がっており、もともと何があったのか色々考えたがわからなかった。ただ、ネットの地図によると、線路の引込み線がたくさん描かれているので、もしかしたら車両基地だったのかもしれない。その向こうにはハンガンが見えるし、元は貿易の積み出し口だったのが再開発で変わったのかもしれない。

仕事が終わってお昼を食べてから空港へ送りますと言うことになり、近くでラーメン食べましょうと言うことになった。カレーセットで7000ウオンだったから、日本円で700円ぐらいだが、麺はインスタントだった。これは韓国に昔留学していた人に聞いたら結構普通で、昔は1000ウオンぐらいでインスタントラーメンだけを食べさせる店があったらしい。おそらく辛ラーメンだと思うが溶き卵が入っており、セットのカレーも全く違和感のない日本でよく食べるカレーである。

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その店の反対側は小さな電気店が集まったビル(中国で言えば電子城?)でビルの壁面には日本のゲームの看板があり、秋葉原などでよく見かける光景だなと思った。

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その後仁川空港まで送っていただき、アシアナ航空で成田に帰ってきた。韓国とは時差もないので、表示どおりの時間に日本に着いた。韓国の感想を一言でまとめると「違和感なさすぎ」である。

以上が台湾、中国、韓国の首都三都市を回った感想である。正直移動に次ぐ移動でゆっくり観察している暇はなかったが、逆に圧縮された印象を持つことができた旅であった。

私、いいお店を知っています(寧波から帰ってきました)

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寧波(ニンボー)からようやく日本に帰ってきたが、こちらもすっかり梅雨になっており毎日蒸し暑くて閉口している。寧波も6月下旬は雨がよく振っていたが、それでも帰国する直前の6月下旬の日曜日、北侖(ベイルン)で有名なお寺「阿育王寺」(アショカ王寺)に行ってきた。このお寺は、古くは遣唐使が滞在したり、日本に来て仏教を広めた鑑真和尚がやはり日本に行く前に立ち寄ったりしているという由緒正しい古刹である。ホテルから10kmぐらいのところだったので、アプリで呼べるタクシーDiDiを使って行ってみた。寺までの道は都市開発された広い道路が途切れた途端に、何やら懐かしい田舎の風景が車窓に広がり畑や道ばたの建物などどこか日本の地方にも似たものを感じさせた。
 
 
アプリでマッチしたタクシーの運ちゃんは、かなりぶっきらぼうで「アイワン?アイワン?」というので、それが「阿育王」の中国読みであることを理解するのにしばらくかかってしまった。なぜ「アショカ」が「アイワン」になるのか?漢字を当てる時はもう少し音も似せていたと思うが、どこで変わってしまったのか?寺院の建物は19世紀に再建されたものがほとんどらしいが、それなりに古さを感じさせるものがおおく、西と東にそれぞれ塔が立っているが、日本の五重塔とは形も異なり、八角形で八重塔という感じだった。(写真参照ください)
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お寺の中では実際にお坊さんが暮らしており、その僧衣が映画「少林寺」でジェット・リーが着ていたものと同じようなのでまたしても既視感を感じたが、それを着ている人たちは何か修行していると言うよりはタダ貧乏暮らしをしている人のように見えてしまった。お寺を後にして、実は近くに鉄道の駅があることがわかったのでそこまで歩いてから、寧波の中心地「天一広場」に向かった。なんとここにはアップルストアもあった。
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ニンボーに滞在中で一番困ったのはやはり毎日の食事だった。確かに安い店はそこら中にあり、決して敷居は高くない。天一広場でも麺類の店のようなものがあったので、とりあえず昼ご飯を食べるために入ったが、「白菜と細切り肉のの載った麺」というものを注文したはずだが、出てきたものは写真とは似ても似つかないものだった。べつに中国の飲食店をディスっているわけではないが、こういうのは日常茶飯事で、外の店でも写真にある通りの材料が使っていなかったり、全然別のものに見える事もあった。同じ店で同じメニュー(牛肉炒飯だったと思う)を頼んでも、作るコックさんによって仕上がりが全然違うと言うこともあった。(もちろん美味しさもちがうが)
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で、こんなとき「私、いいお店を知っています」という人がいると大変助かると言う話なのだが、実はこのセリフを聞いたのは全く別の状況でのことである。詳しくは省くが、私がかつて知り合った妙齢の女性と今度どこかで飲みましょうという話をしていた時、相手の女性から発せられたセリフなのである。
 
「私、いいお店を知っています」
「へー、なんていう店?」
「あんまり知られてないかも知れないけど、割といい店だと思うんです」
「そうなんだー、で、なんていう店?」
「えーと、名前はですねー・・・・・・天狗です」
「天狗?へー、何か・・・・・・聞いたことあるような・・・・・・」
 
これが割とリーズナブルなコスパで有名な旬菜酒場・天狗のことだったのである。いや、悪い店じゃないとは思うんですけどね。
ちなみに、武蔵境の駅近くにある天狗は会社から昼休みに飯を喰いに行くのにちょくちょく利用させてもらってます。
 

寧波(ニンボー)に来ている

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ニンボー、ニンボー、名前は知ってるけどー、どんな場所かは知らない〜。犬と二人羽織しているCMの方が今のクマのやつよりはいいかなー。仕事で中国の寧波(ニンボー)というところに来ている。正確にはさらに海沿いに近い北倫(ベイルン)という場所だ。ホテル近くを歩いていても全く日本食や日本居酒屋などの日本人相手の商売を見ない。私が以前仕事で訪れていた深センの福永周辺も日本人は見なかったが、日本人向けの店はたくさんあったし、そういう店に入れば日本人が沢山いた。そもそも深センの時は会社の同僚とぶらついたり、飯を食べたりしていたので、今いる場所のように、地元住民のための町で一人で飯を食べるということはハナから考えていなかった。
中国の方がベトナムよりは馴染みがあるし、漢字が読めるというのは本当に助かる。少なくとも何が入っていて何の料理なのかはわかる程度に読めるからだ。

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昨晩はそれでもさらに町から離れた田舎の繁華街へ晩飯を食いに出かけた。因みにそこまでの足だが今は便利な世の中になっていて、「DiDi」というアプリを使うと、そこに登録している運転手が「どこからどこまで行きたい」という内容を見て早い者勝ちで仕事を請け負って、来てくれる。支払いはアプリに登録してあるクレジットカードから引き落とされるので、細かいお金を払う必要がない。正直日本の方が遅れているとは思っていたが、実際にそういうサービスを利用するとかなりの危機感を感じる。日本大丈夫か?

https://www.e-avanti.com/81785

食べたのは屋台で、カゴや皿に乗った食材を選んで屋台のオヤジにその場で調理してもらって、路上に置かれた粗末な椅子と机でたべた。確かに衛生状態は正直なところ良くはない。しかし、すべての机と皿の上には薄いビニールシートが引かれており、ビールを飲むためのカップも最小限の厚みのペコペコカップである。(この辺を字で書いてみるとウイリアム・ギブスンの「ニューロマンサー」で描写される千葉シティーのイメージがする)食器その他を洗って再利用するという発想はない。その分製造されたまんまの清潔さはあるだろう。

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1日完全オフの日があったので、地下鉄に乗って街の中心部へ行ってみた。なんでも、寧波には世界一古い個人蔵書、天一閣というのがあるとウィキペディアに書いてあったので、本好き、図書館好きとしては是非とも見てみたいと思ったからだ。
最寄りの駅西門口で降りて、街頭の案内板を頼りに歩いて行くと、古い様式の中国の建物がみえてきたが、なんだか新しい。どうやら天一閣を中心に観光の目玉として再開発を行なっているようだ。その近くに月湖という湖を中心とした公園があって上野の不忍池のようだ。ゴミも落ちていないし、臭くも汚くもない。何だか私の知っている中国とは違う気がするが、ここも中国だ。

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宿泊しているホテルも大変快適で、夜になるとカップに入ったスープ?を持ってきてくれる。最初のうちは何だか気味が悪くて恐る恐る飲んでいたが、最近は寝る前にそれが届けられるのが楽しみになってきた。朝ごはんもビュッフェスタイルで、朝から宿泊客が皿に大盛りにして食べている。私は肉まんとゆで卵と粥、サラダなどを食べてコーヒーを二杯のむ。普通に美味い。日本のホテルに団体で止まっている中国人客が朝ごはんにかぶりついているのをみるとかなりの距離を感じるが、やはりこちらは本場で全く違和感がない。

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まだまだ、仕事が終わらないのでしばらく帰国できそうもないが、変わりゆく中国をこの機会にじっくり観察したい。

「DAYS GONE」をプレイ中

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連休前に届いて、ぼちぼちやっていたら気がついたらどっぷりハマってブログの更新も滞る有様である。何がそんなに面白いのかを少し書いてみたい。

 

The last of usのその後のような世界
PlayStation3の最後の方にThe last of usというゲームがあった。ラストがあまり希望がある終わり方でなかったが、大変心に残る良いゲームストーリーであった。その世界観とほとんど地続きといってもいいと思われる世界がDAYS GONEのアメリカだ。舞台はオレゴン州のどこかみたいだが、私の見たところその再現性も高いのではないかと思われる。そのアメリカはパンデミックで文明が崩壊している。生き残った、感染を免れた人々は小規模な集団を作ってキャンプ生活をしている。そのキャンプを渡り歩いて流れ者生活をしているのがこのゲームの主人公、ディーコン・セントジョン(プレイヤー)である。それ以外にもキャンプの外にはゾンビのような「フリーカー」と狂信的なカルト集団の「リッパー」などがいるようだ。フリーカーはフィールドに万遍なくいるが、デモムービーによると、群れをなしていることもあるようである。主人公の相棒がリッパーに捕まって片腕を傷つけられてしまうところから、主人公(プレイヤー)の行動は始まる。

 

 

 

◯主人公はバイカー(ライダー)
ゲーム内の世界はオープンワールドなので基本的にどこへ行ってもいい。主人公はバイカーなので、移動手段としてバイクに乗る事ができる。ただし、このバイクは走れば燃料であるガソリンがなくなるし、オフロードを無闇に走ってジャンプしたり、ぶつかったりするとダメージを受ける。燃料が0%になったり、ダメージが100%になるとバイクは動かなくなる。それ以外にも主人公自身のヒットポイントを回復するのに包帯と消毒液を消費する。唯一現実と異なるのは主人公はお腹は減らないという事だ。この上で空腹度みたいなパラメーターがあったらそれだけゲームが煩雑になるだけだと思うのでその判断は正解だと思う。
武装は、格闘攻撃と銃とに大きく別れるが、格闘攻撃の基本はブーツナイフによる攻撃だ。このナイフだけは攻撃力は弱いが無限の耐久力がある。その次は角材またはバットによる打撃、斧、鉈という順番で攻撃力が高く、それぞれフィールドに落ちているのを拾って装備(背中に担いでるので何を持っているか見ればわかる)する。次に銃のほうは、敵から奪ったり、キャンプで購入したりできる。ただし、各キャンプで出されるクエスト(仕事)を請け負って完遂する事で信用度とお金がもらえるのだが、この信用度をあげないと強力な武器はアンロックされないので渋々請負仕事をこなしていくことになる。それと同時に生死と行方の不明な恋人を探すことで何やらかつての政府の関係者の生き残りがやっている事を調べていくことにもなる。

 

 

◯何が面白いか
正直、ガソリンを給油するためにガソリンスタンドやレッカー車(ポリタンクが必ずある。誰かが必ず置いてくれている?)を探したり、キャンプに立ち寄って銃弾を購入したり、バイクを修理してもらったりするのは面倒だ。しかしそのディティールにこそ、この文明が崩壊した世界をサバイバルしているという事実を感じる。また、生き延びて一人で困ってる人を助けたり、逆に道にワイヤーが仕掛けてあって、バイクごと吹っ飛んで死にそうになったりする。起き上がってふらふらしているところへ同じように生き延びた人間の集団が襲ってくる。まさに聖飢魔IIじゃない世紀末の様相を見せる。その中で、主人公の愛と友情の物語がどんどんクエストをこなすことで展開していくので飽きさせない。また、政府機関の生き残りが活動していたり、フリーカー(ゾンビ)にも生態があったりしてそれがストーリーに絡んで来るようだ。

 

聖飢魔II ソングス

聖飢魔II ソングス

 

 

 

オープンワールドのゲーム
髭ズラのオッサンが荒野を自由に走りながら、ミッションをこないしていくゲームとしては、メタルギアシリーズのファントムペインがある。あれもステルスアクションが主体で、バリバリ撃ち合うものではなかったが、やる事は似ている。ゾンビの方が鈍いので実は割とラフに動いても見つからない事が分かってくるとぐっと楽になるのだが、最初はメタルギアのつもりでやっていたためかなり神経を使っていた。ただ、このゲームのゾンビは群れで移動していたり、襲ってきたりするのでその辺をこれからどう攻略していくかを考えている。

 

 

◯良いゲームとは
私にとって良いゲームというのは、ちょっとひねくれた言い方かもしれないが「ゲームをしていない時にも楽しめる」のが良いゲームだと思っている。私の中でのゲーム史上Bestの作品は「不思議のダンジョン2 風来のシレン」なのだが、あのゲームにはまっているときは、ゲームをやっていない時でも攻略方法を考えていて、夢の中でもゲームをやっていたほどだ。その懐かしさもあって最近リリースされたiOS版を買ってみたのだが……懐かしさ以上のものは感じなかった。やはりゲームは最新のものが面白い。

余談だが、PSプラスで「メタルギアSURVIVE」というゲームがフリープレイになっていたのでちょっとだけやってみたが・・・・・・残念ながらメタルギアも過去のゲームになってしまったようだ。

 

 

文学フリマ東京に出店します

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リアル表紙



〇第28回文学フリマ東京
2015年からKindleストアで販売してきた「家電OEMの会社で働くあなたのための参考書」ですが、この度リアルな本として第28回文学フリマ東京で販売することにしました。

https://bunfree.net/event/tokyo28/

正直内容をアップデートしようと思ったのですが、残念ながら誤字脱字の訂正ぐらいしか出来ませんでした。しかし、今回改めて読んでみて、まだ構想の段階ですがこの内容のドラマ編を書いてみたいと思いました。

Kindle版もアップデート
Kindleストアで売っている電子版も、今回直した誤字脱字や事実誤認を訂正したものを近々アップデートしたいと思っています。恐らく既に購入していただいた形は自動的にアップデートされるはずです。

 

家電OEMの会社で働くあなたのための参考書
 

 

〇会場は流通センター

ブースは「アー28」です。GW最終日ですがご来場お待ちしています。

「スパイダーマン スパイダーバース」を観た

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三月のパンタシア
・・・・・・ってなんなんでしょう?3月で検索したら出てきたのでちょっと気になって調べてみましたが、こういうものみたいですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%9C%88%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B7%E3%82%A2

3月に三本も観たおかげで、三月の付くものを冒頭に持ってきてネタにしようと思っていろいろ考えたけど、もう既にネタ切れです。なので「三月」でググって調べてみたら結構面白いものに当たったようです。パンタシアはラテン語で「空想」の意味だそうです。後で観てみよーっと。

 

スパイダーマン増えすぎ
今回観た「スパイダーマン スパイダーバース」も、そもそもスーパーヒーロー自体空想の産物ですが、さらにスパイダーマンが何人も出てきてしまうと言うパンタシア力(ぢから)を最大限に使わないと世界観そのものが理解できないレベルです。全部で7人(6人プラス一匹?)のスパイダーマンが出てくる時点で、東映スパイダーマンも入っていてもよかったのではないかと思いましたが、ある意味ロボットを連れた日系人少女という存在は、東映レオパルドンに乗るスパイダーマンの更に異世界転生した姿かも知れないのでまあよしとしましょう。

 

 

スパイダーマン 東映TVシリーズ DVD-BOX

スパイダーマン 東映TVシリーズ DVD-BOX

 

 

 

〇白人のストレートしかスパイダーマンになれない?
いや、既にこの7人の中にはそうでない人(動物)が沢山居るわけですが、どうもこの条件はソニー・ピクチャーズの内部メモに書かれていたそうです。今回の映画は正にこの差別というものを取っ払う意味で作られたようです。前回の「キャプテン・マーベル」は女性差別でしたが、スパイダーマンも同じく差別と戦うと言う意味が強かったようです。敵役にキングピンという黒い箱に首が生えているかのような男が出てきますが、最初から悪役ということで、ほとんど悪いことをしていないのに悪役です。でも、そんな彼も自分の家族を取り戻したいが為に時空をゆがめているという「泥棒にも一分の理」的な動機がありますが、あまり説得力がありません。とにかくいろんなスパイダーマンが出てきて活躍することで、冒頭のメモは無効である事を証明したいと言う映画でした。

 

 

S.H.フィギュアーツ キャプテン・マーベル 約150mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア

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◯昔見たアニメを思い出す
マーベルシネマティックユニバース作品のお約束?としてか、必ず本編終了後にオマケ的なカットが入っている。前回見キャプテンマーベルでは、最初に注意として、その旨を知らせる画面が出たのだが、私の横に座っていた白人男性はエンドロールの途中で強引に出て行った。注意書は日本語だけだったので、そもそも理解できなかったのかもしれない。スパイダーマンでもオマケカットがあり、それが、本編には出てこなかった最近のスパイダーマンが、パラレルワールドにいけるけどどこに行く?と聞かれて、最初の世界!みたいなことを言うのだ。それで行った先が昔のアニメ版の世界で、どちらが指をさしたかでもめるだけという謎な話だったが、同じ列に座っていたラテン系の男性にだけ妙に受けていたのが印象的でした。

 

〇エンドゲーム
ついに4月26日は「アベンジャーズ エンドゲーム」の封切りの日です。その前に観ておくべき最小限の作品を押さえてから観ようと思っています。

http://d-kamiichi.com/archives/5347